憂鬱ネバーランド

部屋を出て、携帯を取り出す。
まだまだ買い立てのピンク色の携帯。
アドレス帳から"ゆ"と表記されている
幼なじみにメールを打つ。
ゆっていうのは、名前の一文字目。
本名を相川 優という。
幼稚園時代からの仲良しだ。家も隣で
家族ぐるみで仲が良い。
合唱部に入るのを止めたことを伝えて
携帯を乱暴に閉じた。
紫のキモカワキーホルダーを触りつつ
優からの返信を待つ。
常にマナーモードに設定している携帯
が、急に震えだす。


「なんで電話?」

「電話のほうが早いだろ」


男にしては、若干高めの声が耳に届い
てくる。
< 2 / 2 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

君にしか聞こえない唄

総文字数/1,214

恋愛(その他)4ページ

表紙を見る
無名作品

総文字数/1

恋愛(ラブコメ)1ページ

表紙を見る
桜並木の下で

総文字数/1

恋愛(ラブコメ)1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop