Rose of blood *short story*
いつまで経っても泣き止む気配のない私の涙をママが優しく拭ってくれる。
「もう母親になったというのに、いつまでも泣いていたら子供に笑われてしまうわよ?」
「ッッ…うん」
見かねたシエルが私の手を握り気持ちを落ち着かせる様に笑いかけてくれる。
『続きは食事を取りながらゆっくり話せばいい』
「そうッッだねッッッ」
席もパパとママの近くにしてくれた様で、シエルのたくさんの心遣いが嬉しかった。
みんなが改めてお祝いの言葉をくれて、食事はとても楽しく盛り上がった。
パパとママの話によると、ある程度の話はシエルから聞いたようだ。
勿論私がバンパイアであることも…。
それでも娘だと言ってくれるパパとママの言葉が嬉しくてたまらなかった。
「私たちも"ローズ"と呼んだ方がいいのかしら?」
「ううん、瑠花のままでいいよ。名前が違っても私は私だもの」
『そうだな。名前や姿かたちが変わっても、心が繋がっている限りお前は私たちの娘だ』
「うんっ!!」
「もう母親になったというのに、いつまでも泣いていたら子供に笑われてしまうわよ?」
「ッッ…うん」
見かねたシエルが私の手を握り気持ちを落ち着かせる様に笑いかけてくれる。
『続きは食事を取りながらゆっくり話せばいい』
「そうッッだねッッッ」
席もパパとママの近くにしてくれた様で、シエルのたくさんの心遣いが嬉しかった。
みんなが改めてお祝いの言葉をくれて、食事はとても楽しく盛り上がった。
パパとママの話によると、ある程度の話はシエルから聞いたようだ。
勿論私がバンパイアであることも…。
それでも娘だと言ってくれるパパとママの言葉が嬉しくてたまらなかった。
「私たちも"ローズ"と呼んだ方がいいのかしら?」
「ううん、瑠花のままでいいよ。名前が違っても私は私だもの」
『そうだな。名前や姿かたちが変わっても、心が繋がっている限りお前は私たちの娘だ』
「うんっ!!」