嘘っぱち☆うぇでぃんぐ
机の上のオムレツ
正直、オムライス食ってまだ全然時間経ってないし
腹は減っていない
だけど、スプーンを持ち一口食べた
初めてだった
料理を好きになること
しかも、女の料理
腹は減ってないはずなのに
何故だかパクパクいける
留「…激うま」
未「それあたしに直接言える?」
後ろを振り返ると未華がいた
留「…」
俺は無視してオムレツを食いだす
どう対応していいかわからなかった
『素直になれよな…俺』
未「不味いの反対は?」
留「美味い…て、あ!」
未「ありがと」
未華の笑顔はとても優しげで
俺は何も言えず
オムレツをただひたすら食べた
唯一できた
俺の好物
未華のオムレツ…