嘘っぱち☆うぇでぃんぐ




机の上のオムレツ




正直、オムライス食ってまだ全然時間経ってないし




腹は減っていない




だけど、スプーンを持ち一口食べた




初めてだった




料理を好きになること




しかも、女の料理




腹は減ってないはずなのに




何故だかパクパクいける




留「…激うま」




未「それあたしに直接言える?」




後ろを振り返ると未華がいた




留「…」




俺は無視してオムレツを食いだす




どう対応していいかわからなかった




『素直になれよな…俺』




未「不味いの反対は?」




留「美味い…て、あ!」




未「ありがと」




未華の笑顔はとても優しげで




俺は何も言えず




オムレツをただひたすら食べた




唯一できた




俺の好物




未華のオムレツ…




< 170 / 224 >

この作品をシェア

pagetop