嘘っぱち☆うぇでぃんぐ
オムレツを食べおわった
まだ、未華の髪は乾いていない
留「こっち来て」
俺は席を立ち
ドライヤーを持って未華を呼ぶ
未華を座らせて
俺は未華の髪を乾かす
コイツの顔見ながらじゃ
素直にはなれない
未「いきなりどーしたが?」
留「何が?」
未「何か…優しい」
留「誰が?」
未「あんたに決まってんじゃん!」
留「…別に」
未「別にって…てか、あたし黙ってた方がいい?」
留「やっと気づいた」
未「わかった。黙るわ」
ドライヤーのブォーって音
時計のカチッカチって音
車が走り去る音
外の誰かのしゃべり声
風のフワッてする感じ
『今なら…言える』
俺は喋りだす