嘘っぱち☆うぇでぃんぐ
ガチャ
家には明かりが灯っている
留萌がいる
未「ただいま…」
あたしはすぐに自分の部屋に入った
残り5ヶ月の結婚生活
疲れたよ…
あたしもうどうしたらいい?
トントン
留「開けるぞ」
留萌が部屋に入ってきた
未「なに?」
留「熱でもあんのか?
とりあえず、飯…」
今は冷たいほうがいい
今はあたしに優しくしないで
留「体温計ある?
持って来たほうがいい?」
いいよ
留「未華?」
未「…白石海響」
留萌が固まった
未「教えて?どんな関係だった?
その子はどうしてる?
白石海響が好き?
留萌の病気は完治したの?」
留「…」
未「グズッ 疲れた…
5ヶ月は長いよ…
はぁ…あたしグズッ
留萌が好き…
ゴメン…ルール破った
止めよう。契約結婚
あたしと…グズッはぁ…離婚
…してください」
留「未華…」
未「何も知らない
留萌のお母さんのこと
留萌の幼少期のこと
留萌の恋愛のこと
留萌の病気のこと
あたし何も知らない!
だって、貴方はあたしに
教えてくれないから」
留「それは、聞かれなかったから…」
未「じゃあ、教えてよ」
留「…」
未「聞いたら教えて
くれるんじゃないの?
……正直ね、留萌は怖い
留萌がいつ怒るのかな?って
留萌が嫌な事って何かな?って」
留「ごめん…」
未「謝ってほしいんじゃない
あたしは教えてほしいの…
留萌が知りたいの…
…大好きだから」