嘘っぱち☆うぇでぃんぐ
鞄にしまい
席を立とうとした瞬間
「あの…」
声をかけられた
見上げるとお義父さんだった
「お久しぶりです」
未「お久しぶりです」
「…お時間ありますか?」
未「…はい」
お義父さんはあたしの
前の席に座った
「留萌と上手くいってないようですね」
あたしは何も言えなかった
「留萌から昨日の夜、電話がありましてね。高校を卒業したら会社を継ぐから準備しといて」
契約が終了する時だ。
「留萌はアナタに自分の事を少しでもお話しましたか?」
未「…いいえ」
「でしょうね。あまりいい思い出がありませんからね」
あたしは視線を真下に向けた
「留萌のかわりに私がお話しましょう。全ては無理ですが…」