嘘っぱち☆うぇでぃんぐ





未「そんな泣きなやぁ。お父さんまで涙ぐんでからぁ。もうすぐアイ…やなくて留萌来るがで?」





お母さんは頷きながら涙を拭う。




最後は、お父さんの服で涙を拭っていた。




お母さんらしい。




ピンポーン




母「留萌くん?」




未「多分ね」




玄関を開けると、予想通り留萌がいた。




留「今さっき、トラックと通り過ぎた」




未「うん。後は新しい家に行くだけ」




いきなり肩をつかまれ引っ張られた




抱き合う形になる




耳元で留萌が小さな声で




留「バレてないよな?」




あたしは小さく頷く。




留「絶対、気抜くなよ」




あたしも小さな声で




未「アンタもね」




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