運命
「親父、俺婚約なんてしない!」
俺が言えなかった言葉を
おまえはこんなにも簡単に言えるんだな
「わかった…だが」
おまえにだけは幸せになってほしい・・・
「後悔だけはするな」
「…はい!ありがとう親父」
「ありがとうございます!」
2人は幸せそうに笑いあう。
「大好きだよ章ちゃん!!」
そう彼女は章太に言った。
その彼女がなんだかあの日の君に似ていた―
『大好きだよ亮ちゃん!!』
あいつは今、幸せなんだろうか?