欲望チェリ-止まらない心
嬉しいけど、恥ずかしい…


頭をなでなでされながら、あたしは少し上目遣いでひー君を見た。


「…ひー君も、まだしばらくは忙しいの?」


「うん。ごめんね」


ひー君はあたしの頭を撫でながら申し訳ない顔をした。


「でも三咲と紅のお陰で、部活に専念できて凄く助かってるよ」


「ほんと?うれしいッ!」


あたしの笑顔にひー君も笑う。



「じゃあ、そろそろ戻るね」


「うん」


ひー君は名残惜しそうにあたしの髪から手を離すと、去って行った。








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