欲望チェリ-止まらない心
その日のお昼休み
あたしは最大のピンチを迎えていた。
別校舎に向かう途中の階段は、この時間、人の気配がない。
そこであたしは萌菜ちゃん達に囲まれていた。
今から生徒会室に向かおうとしていたあたしを階段の踊り場で引き止め
壁際に押しやる希美ちゃん。
「てめえ生意気なんだよ」
希美ちゃんはいきなりあたしの髪を掴む。
「やッ…やめ…」
髪を掴まれ、あたしは恐怖と痛みに顔が歪んだ。
「廊下で何いちゃついてんだよ?」
「!」
「うちらが見てないとでも思ってんのかよッ」
希美ちゃんはそう言うと髪を引きちぎるようにあたしを押した。
ダンッ…
その衝撃にあたしは後ろの壁に背中を打ち付ける。
「ッ………」
あたしはそのままズルズルと腰が抜けてしまった。
ガンッ
そんなあたしのすぐ隣の壁を希美ちゃんが蹴った。
風圧が頬をかすめる。
あたしは最大のピンチを迎えていた。
別校舎に向かう途中の階段は、この時間、人の気配がない。
そこであたしは萌菜ちゃん達に囲まれていた。
今から生徒会室に向かおうとしていたあたしを階段の踊り場で引き止め
壁際に押しやる希美ちゃん。
「てめえ生意気なんだよ」
希美ちゃんはいきなりあたしの髪を掴む。
「やッ…やめ…」
髪を掴まれ、あたしは恐怖と痛みに顔が歪んだ。
「廊下で何いちゃついてんだよ?」
「!」
「うちらが見てないとでも思ってんのかよッ」
希美ちゃんはそう言うと髪を引きちぎるようにあたしを押した。
ダンッ…
その衝撃にあたしは後ろの壁に背中を打ち付ける。
「ッ………」
あたしはそのままズルズルと腰が抜けてしまった。
ガンッ
そんなあたしのすぐ隣の壁を希美ちゃんが蹴った。
風圧が頬をかすめる。