欲望チェリ-止まらない心
俺は適当に仕事をするふりをしながら、そんな事を考えていた。
だから橘の言葉にも反応が遅れてしまった。
「紅っ…聞いてますか?」
「――え?」
俺が顔を上げると、橘が俺を見ていた。
「あ、あぁ…なに」
「大丈夫ですか?なんかボーっとしてますよ」
橘は俺をじっと見ている。
「…別に」
そう言いながら俺は視線を反らして眉間を軽く揉んだ。
なんか俺…
疲れてんのかな。
「あ、そう言えばあたし昨日ダウ二ー買ったんですよ」
「え?」
「紅の匂いが忘れられなくて」
そう言うと橘は自分の制服の肩をクンクンした。
「う~ん、やっぱ良い香り……」
「お前…どんだけ好きなんだよ」
「だって、本当にあのあとも紅の匂いがずっと鼻に残ってて…あたし、匂いフェチだったんですね」
だから橘の言葉にも反応が遅れてしまった。
「紅っ…聞いてますか?」
「――え?」
俺が顔を上げると、橘が俺を見ていた。
「あ、あぁ…なに」
「大丈夫ですか?なんかボーっとしてますよ」
橘は俺をじっと見ている。
「…別に」
そう言いながら俺は視線を反らして眉間を軽く揉んだ。
なんか俺…
疲れてんのかな。
「あ、そう言えばあたし昨日ダウ二ー買ったんですよ」
「え?」
「紅の匂いが忘れられなくて」
そう言うと橘は自分の制服の肩をクンクンした。
「う~ん、やっぱ良い香り……」
「お前…どんだけ好きなんだよ」
「だって、本当にあのあとも紅の匂いがずっと鼻に残ってて…あたし、匂いフェチだったんですね」