欲望チェリ-止まらない心
真実
【聖 side】
時は一日さかのぼる。
トゥルル…トゥルル…
携帯の向こうで、なり続ける着信音。
「………」
一向に携帯に出ない三咲に、俺は仕方なく携帯を閉じた。
テスト5日前。
部活が休みになるのはテスト3日間からだが
俺は体調を理由に少し早く休みをとった。
久しぶりに三咲と一緒に帰ろうと思ったのにな…。
もうずいぶん、三咲の顔を見ていないから。
言い訳にしかならないけれど
三咲のことを忘れていた訳じゃなかった。
ただ、本当に忙しくて。
剣道部の引き継ぎ、全国模試、その他、高校生サミットや会議など。
どちらかと言えば器用な俺が、珍しく日々に忙殺されていた。
24時間があっという間に過ぎてゆき、時間の感覚が麻痺していく。
3日に一度は三咲に電話やメールを入れるようにしていたけど
それで三咲も元気そうだったから、あまり気にしていなかったんだ。
時は一日さかのぼる。
トゥルル…トゥルル…
携帯の向こうで、なり続ける着信音。
「………」
一向に携帯に出ない三咲に、俺は仕方なく携帯を閉じた。
テスト5日前。
部活が休みになるのはテスト3日間からだが
俺は体調を理由に少し早く休みをとった。
久しぶりに三咲と一緒に帰ろうと思ったのにな…。
もうずいぶん、三咲の顔を見ていないから。
言い訳にしかならないけれど
三咲のことを忘れていた訳じゃなかった。
ただ、本当に忙しくて。
剣道部の引き継ぎ、全国模試、その他、高校生サミットや会議など。
どちらかと言えば器用な俺が、珍しく日々に忙殺されていた。
24時間があっという間に過ぎてゆき、時間の感覚が麻痺していく。
3日に一度は三咲に電話やメールを入れるようにしていたけど
それで三咲も元気そうだったから、あまり気にしていなかったんだ。