欲望チェリ-止まらない心
そして






「………!」


三咲の携帯の中身を見た俺は、目を見開いた。


そこには明らかに出会い系からのメールがズラリと並んでいたからだ。





《写真可愛いかったよ、ヤりたいです》


《セフレOK!君みたいな淫乱ダイスキ》


《三咲ちゃんの写真で、一人でヤッてます。今すぐ逢いたい…》






「…………」


携帯を持つ手が震えた。


怒りで…


もちろん三咲に対しての怒りではない。


三咲はこういう事をする子じゃ絶対にない。


誰かにハメられたのか、番号を売られたに違いない。


俺は過去の受信歴をチェックする。


すると一件の不可解なメールを見つけた。






《to 三咲

ひー君にチクったら、生徒会室であんたがひー君に色仕掛けで迫ってたこと、先生にバラすから。》



送信者は萌菜ちゃん、

三咲の友達からだった。



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