欲望チェリ-止まらない心
「う…うゎ~~~///」
一人夜に思い出して
あたしは足をバタバタさせると枕に顔を埋めた。
お風呂上がりのパジャマからは紅と同じ香りがした。
紅と同じ甘くて深い香り――…
それがまたあたしの心をきゅんと切なくさせる。
あたしの彼氏はひー君なのに…
なんで紅のことばかり考えちゃうんだろう。
こんなの良くないのに…
最近、ひー君と会ってもキスをしていないから
あたし欲求不満なのかな?
昨日、ひー君が部屋に来てくれた時にもっと甘えたら良かった。
紅が心に入ってくる隙間なんてないくらい…
ひー君で満たしたい。
そうじゃなきゃあたし―――…