欲望チェリ-止まらない心
「え?!マジで?舌とかももう入れたりしたの!?」


「!?」


亜季ちゃんのストレートな質問にあたしは真っ赤になる。


「まっ、まさか!そんなことはまだだよ!」


「てか亜季の質問やらしいしッ」


優子ちゃんがウケている。


「はぁ~そうだよね?良かったぁ、三咲ちゃんがまだピュアで」


亜季ちゃんはなぜか胸を撫で下ろす。


「そうだよ?あたしも全然だよ///」


「てかキスとか実際どうなの?湯豆腐みたいってほんと!?」


亜季ちゃんに突っ込んでおいて優子ちゃんも結構、積極的に聞いてくる。


「ゆ、湯豆腐?…とは違うかなぁ」


「え~じゃあ何?」


「わ、わかんないよっ///そんなの」


「え~教えてよ~」


「むむっ…むり~///」


優子ちゃんから逃げるように、あたしはノートで顔を隠した。


は…恥ずかしいッ///


だけど


こういうの…ガールズトークって言うんだよね?


恥ずかしいけど、すごく楽しい。


同じ教室にいる萌菜ちゃん達の存在はやっぱり怖いけど…


夏休みを目前にして、


あたしはずっと憧れていた仲間に、ようやく巡り会えたような気がした。




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