欲望チェリ-止まらない心
「部長に言われたんだ。幼稚な事は止めろって…」
「そうそう。脅されてるなら、そんなの気にするなって…」
「もし何かされたら、3年に言いに来いって言われてさ」
そして二人は顔を見合わせる。
「それで私ら…勇気出して話しかけたんだ」
「うん。本当はずっとそうしたかったから…」
その時
「それ、俺らも一緒」
―――え?
声の方を向くと、隣の机にいた男子達がこちらに顔を向けてきた。
どうやらこちらの話が聞こえていたらしい。
「うそ?やっぱり?あんたサッカー部だっけ」
亜季ちゃんの言葉に男子は頷く。
「それさ、うちの部長に聞いたんだけど…実はスゲーカッコいい裏話があんだぜ?」
「え?なにそれ」
男子はにやっとすると、秘密の話をするように体をこちらに寄せる。
「なんで部長たちが…言い方は悪いけどたかだか一年のイジメで動いたか知ってる?」
「さぁ?なんでよ?」
「それさ…剣道部の部長がわざわざ夜に連絡とって、頼んでいったらしいよ?」
「…!」
あたしの胸はドキンと跳ねた。
「運動部だけでどんだけあると思う?スゲーカッコいいよな」
「剣道部の?」
優子ちゃんは首をかしげる。
男子はあたしを見て、もう一度にやっとした。
「だから、剣道部の部長って、あの藤ヶ崎先輩だろ?」
「そうそう。脅されてるなら、そんなの気にするなって…」
「もし何かされたら、3年に言いに来いって言われてさ」
そして二人は顔を見合わせる。
「それで私ら…勇気出して話しかけたんだ」
「うん。本当はずっとそうしたかったから…」
その時
「それ、俺らも一緒」
―――え?
声の方を向くと、隣の机にいた男子達がこちらに顔を向けてきた。
どうやらこちらの話が聞こえていたらしい。
「うそ?やっぱり?あんたサッカー部だっけ」
亜季ちゃんの言葉に男子は頷く。
「それさ、うちの部長に聞いたんだけど…実はスゲーカッコいい裏話があんだぜ?」
「え?なにそれ」
男子はにやっとすると、秘密の話をするように体をこちらに寄せる。
「なんで部長たちが…言い方は悪いけどたかだか一年のイジメで動いたか知ってる?」
「さぁ?なんでよ?」
「それさ…剣道部の部長がわざわざ夜に連絡とって、頼んでいったらしいよ?」
「…!」
あたしの胸はドキンと跳ねた。
「運動部だけでどんだけあると思う?スゲーカッコいいよな」
「剣道部の?」
優子ちゃんは首をかしげる。
男子はあたしを見て、もう一度にやっとした。
「だから、剣道部の部長って、あの藤ヶ崎先輩だろ?」