欲望チェリ-止まらない心
「別にこれからも生徒会は一緒なんだし」
「………」
「イジメのことは俺が聖に言ってやるから」
あ……!
その紅の言葉にあたしは思い出したように顔を上げた。
「あ、あのっ…そういえば…」
「?」
「その件なんですけど…」
そしてあたしは紅に今日の出来事を話した。
イジメや無視が終わったこと
新しい友達が出来たこと
こんなタイミングになってしまったけど…
あたしは今日その事を誰よりも…
ずっと紅に言いたかったんだよ。
あたしの話を聞き終えた紅は、今日初めて小さな笑みを見せた。
「へぇ?良かったじゃん」
「はい…っ!」
紅の笑顔が嬉しくて、あたしもつられてパッと笑う。
「あの…でも今日まであたしが耐えられたのは、紅のおかげで…」
「は?」
「どれだけ心が支えられたか…あの…本当に感謝してます」
あたしの言葉に紅は呆れたようにフッと笑う。
「別になんもしてねぇじゃん」
「そんなことないッ…あたし本当に…!」
そこまで言って、あたしは言葉に詰まった。
そんなことないよ
あたしにとって紅の存在がどれだけ大きかったか…
ねぇ、紅
だからもう…関わらないなんて言わないで…
「………」
「イジメのことは俺が聖に言ってやるから」
あ……!
その紅の言葉にあたしは思い出したように顔を上げた。
「あ、あのっ…そういえば…」
「?」
「その件なんですけど…」
そしてあたしは紅に今日の出来事を話した。
イジメや無視が終わったこと
新しい友達が出来たこと
こんなタイミングになってしまったけど…
あたしは今日その事を誰よりも…
ずっと紅に言いたかったんだよ。
あたしの話を聞き終えた紅は、今日初めて小さな笑みを見せた。
「へぇ?良かったじゃん」
「はい…っ!」
紅の笑顔が嬉しくて、あたしもつられてパッと笑う。
「あの…でも今日まであたしが耐えられたのは、紅のおかげで…」
「は?」
「どれだけ心が支えられたか…あの…本当に感謝してます」
あたしの言葉に紅は呆れたようにフッと笑う。
「別になんもしてねぇじゃん」
「そんなことないッ…あたし本当に…!」
そこまで言って、あたしは言葉に詰まった。
そんなことないよ
あたしにとって紅の存在がどれだけ大きかったか…
ねぇ、紅
だからもう…関わらないなんて言わないで…