欲望チェリ-止まらない心
「う~ん…あんま変わらないと思うけどなぁ」


「でも甘い雰囲気くらいあるでしょ~?」


「三咲…好きだ~!とか」


そう叫びながら、優子ちゃんはあたしに抱きついた。


「きゃ~~///ななっ無いよッ!ナイナイ!!」


あたしは叫びながら全力で否定する。


そんなあたし達を笑いながら、亜季ちゃんが聞いてくる。


「でも夏休みとか藤ヶ崎先輩忙しそうだよね。あんまり会えなくない?」


「あ、でも毎日、部活の後とかに会いに来てくれるから…」






そうなのだ。


実は夏休みに入ってからひー君とは毎日会っている。


それが例え10分でも、ひー君は毎日会いに来てくれるんだ。


「え~~!それめっちゃ凄いね!」


二人は目を丸くさせる。


「三咲ちゃん、めっちゃ愛されてるじゃん」


「あはは…う~ん///」


あたしは照れ笑いした。


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