欲望チェリ-止まらない心








「三咲、どうしたの?」






「……え?」


「いや、ボーっとしてたから」


「あ……」


あたしが我に帰ると、ひー君は首をかしげてあたしを見ていた。


「あ、ううん!違うよ!何食べようか考えてたの!」


「………ほんと?」


「うん!ほんとだよ!」


「…………」









ひー君はふっと笑った。


「そっか」


そしてあたし達は屋台で食べ歩きを始めた。





< 281 / 488 >

この作品をシェア

pagetop