欲望チェリ-止まらない心







あたしは


ひー君の背中をギュッと抱きしめた。



「ひー君…」



「………三咲?」



「……………」











その時

夜空に一筋の流れ星が見えた。



流星群だ――…









あたしは夜空を流れ落ちる星を見て祈った。



どうか、ひー君を壊さないで…


ひー君がまるでブラックホールになってしまうようで…


あたしは不安で堪らなかった。




< 302 / 488 >

この作品をシェア

pagetop