欲望チェリ-止まらない心
そして放課後



久しぶりの生徒会が開かれた。


生徒会室にはもちろん紅の姿もある。



ドキ…ン


紅が同じ空間にいるだけで
あたしは意識してしまう。


挨拶しようと思うのに…

二人きりじゃないから話し掛けれなくて。



結局、挨拶も出来ないまま会議が始まった。




「今日は週末にある球技大会について…」


議題を進めていくひー君はいつもと変わらず穏やかだった。


裏で何かをしている様には全然見えない…。


やっぱり気のせいだよね?


あたしの思い過ごしだといいな




その後も意見を交わしながら、議論は進む。


「紅はこれどう思う?」


「あ~…そうだな」


ひー君と紅が普通に話している姿にあたしはホッとした。



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