欲望チェリ-止まらない心
あたしの言葉に3人の目が輝きだす。


「え~!?ウッソ~?まじで~!?///」


「さっすが三咲!!良い友達もったよね~?!」


「彼女だと言うことが違うわぁ!!」



3人の言葉にあたしは照れた。


嬉しい…。

うん、言って良かった。




その時、萌菜ちゃんが廊下を見て目を見開いた。


そして左手で口を押さえながら廊下を指差した。


「う…噂をすれば聖先輩だぁ///」


えっ?

ひー君?!


萌菜ちゃんの言葉にみんなも廊下を見た。


そこには確かに、ひー君が歩いていた。


「三咲…三咲っ」


興奮した希美ちゃんがあたしの腕を小突く。


「今がチャーンスッ!!」


「う、うん!!」


希美ちゃんに後押しされ、あたしはガタッと立ち上がった。


「ひ、ひー君ッ!」


廊下に向かってあたしの声が響く。


ひー君は足を止めてこちらに顔を向けた。


「あぁ、三咲」


ひー君は、あたしの姿に白い歯を見せて微笑んだ。


「!!!////」


その笑顔に胸がきゅんとなる。



萌菜ちゃんたちも同じようで、小さく悲鳴をあげていた。



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