欲望チェリ-止まらない心
その時――…
「三咲ちゃん、今の内に行っておいでよ」
ふいに、優子ちゃんがあたしに言った。
――…え?
「藤ヶ崎先輩はこれから表彰式だし…もし三咲のこと聞かれたら適当に言っておくから」
「…………」
亜季ちゃんの言葉に、あたしは二人を見る。
「え……な…にが?」
戸惑うあたしに
「ゴメン…、あたし三咲ちゃんの気持ちわかっちゃったんだ」
優子ちゃんがペロッと舌を出した。
「!」
「矢嶌先輩が心配なんでしょ?早く行っておいで」
亜季ちゃんが、あたしの背中をポンッと押す。
「………っ」
二人の言葉に、あたしは胸が熱くなった…
やだ……
あたし何も言ってないのに。
二人はこんなにもあたしのことを理解しようとしてくれてたんだね…
「ごめ…言えなくて…」
あたしは泣きそうになった。
そんなあたしの背中を優子ちゃんがさらに押す。
「大丈夫だよ!ちゃんとわかってるから」
「………っ」
「三咲ちゃんも辛かったね」
「三咲ちゃん、今の内に行っておいでよ」
ふいに、優子ちゃんがあたしに言った。
――…え?
「藤ヶ崎先輩はこれから表彰式だし…もし三咲のこと聞かれたら適当に言っておくから」
「…………」
亜季ちゃんの言葉に、あたしは二人を見る。
「え……な…にが?」
戸惑うあたしに
「ゴメン…、あたし三咲ちゃんの気持ちわかっちゃったんだ」
優子ちゃんがペロッと舌を出した。
「!」
「矢嶌先輩が心配なんでしょ?早く行っておいで」
亜季ちゃんが、あたしの背中をポンッと押す。
「………っ」
二人の言葉に、あたしは胸が熱くなった…
やだ……
あたし何も言ってないのに。
二人はこんなにもあたしのことを理解しようとしてくれてたんだね…
「ごめ…言えなくて…」
あたしは泣きそうになった。
そんなあたしの背中を優子ちゃんがさらに押す。
「大丈夫だよ!ちゃんとわかってるから」
「………っ」
「三咲ちゃんも辛かったね」