欲望チェリ-止まらない心
「うぅ~…っ…あ~…」
涙が止まらない顔を枕に押し付ける。
苦しくて、苦しくて…
だけど逃れられない現実に、
胸がちぎれそう。
どんなに後悔しても、もう済んだこと。
どんなに後悔しても、もう遅い……
あんなに拒絶されるなんて思わなかった…
紅、すごく困った顔をしてた…
悲しくて
恥ずかしくて
申し訳なくて…。
なんで言おうとしちゃったんだろう。
どうして……
好きなんて言おうとしたんだろ……?
後悔が後から後から押し寄せてくる。
言わなきゃ良かった。
言わなきゃ良かった…
助けて…
紅、嫌わないで―…