欲望チェリ-止まらない心
優花先輩は寂しそうに笑う。


「X'masの日はね?どうしても寂しくなっちゃったの」


「…………」


「紅は知ってるからさ。あたしと先生のこと」


「紅が…?」



優花先輩は頷く。


「紅はね、ずっとあたしと先生のこと軽蔑してたの」


「…………」


「今まで、あたしのこと慰めてくれるような奴じゃなかったんだけど」


「……けど?」



あたしの疑問に優花先輩は肩をすくめた。


「でも最近の紅はちょっと変わったっていうか」


「そうなん…ですか?」


「うん。まぁ相変わらず批判はされるんだけど」


優花先輩は小さく笑う。


「でも…反対しながらもX'masも一緒にいてくれたりさ」


「……………」


「教えてはくれないけど。紅も色々あるみたい」




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