欲望チェリ-止まらない心
「紅、まだいないんだよ」
「うん」
「あ…あたし一人で空港に来たのなんて初めてで」
「うん」
「緊張で…あ、足とかガクガクして…えへへ…」
「……うん」
ひー君は…
無理やり笑うあたしを、ただ優しく見つめてくれる。
あたしの視界は滲んでいく…
「……あ、あれ…?なんか…ひー君みてホッとしたのかな?」
あたしは慌てて涙を拭いた。
「ごめ…すぐ…泣き止むから」
「……うん」
「ごめ…ひー君…ごめんなさ…い」
「三咲…」
「ごめ……」
拭いても拭いても溢れる涙。
もう…心がぐちゃぐちゃで。
ひー君を見てホッとして…。
そんな気持ちも申し訳なくて。
ここまでしてもらって、未だに迷ってる…そんな自分が大嫌い。
「うん」
「あ…あたし一人で空港に来たのなんて初めてで」
「うん」
「緊張で…あ、足とかガクガクして…えへへ…」
「……うん」
ひー君は…
無理やり笑うあたしを、ただ優しく見つめてくれる。
あたしの視界は滲んでいく…
「……あ、あれ…?なんか…ひー君みてホッとしたのかな?」
あたしは慌てて涙を拭いた。
「ごめ…すぐ…泣き止むから」
「……うん」
「ごめ…ひー君…ごめんなさ…い」
「三咲…」
「ごめ……」
拭いても拭いても溢れる涙。
もう…心がぐちゃぐちゃで。
ひー君を見てホッとして…。
そんな気持ちも申し訳なくて。
ここまでしてもらって、未だに迷ってる…そんな自分が大嫌い。