欲望チェリ-止まらない心
――――――…
―――…
「三咲ちゃん、どんなの歌って欲しい?」
大音量の中、智輝くんが耳に顔を近付けて聞いてくる。
「え?!あ…あたし?」
あたしも大きな声で答える。
ってか、なぜあたしの意見聞くの?!
あたしはあたふたしながらも、適当に曲名を答えた。
「任せろ♪」
智輝くんは本当にあたしの言った曲を入れた。
「え?ほ…本当にいいの?」
「うん?バラードは得意だよ」
智輝くんはニコッと笑う。
い…いや…そういうことではなく…
そして智輝くんは見事にあたしのリクエストを歌いこなした。
「はい、次は三咲ちゃんの番だよ」
「は…はい」
あたしはマイクを受けとると、歌い出した。
だけど…
聞いているのは智輝くんだけ。
希美ちゃんとタケぴょんはいつの間にかラブラブな感じで
愛華ちゃんと雅人さんも大人の雰囲気で寄り添って二人の世界を作り出していた。
萌菜ちゃんは自分の歌以外では常に携帯をいじっているし
これ…あたし歌う意味あるのかな?なんて思ってしまう。
―――…
「三咲ちゃん、どんなの歌って欲しい?」
大音量の中、智輝くんが耳に顔を近付けて聞いてくる。
「え?!あ…あたし?」
あたしも大きな声で答える。
ってか、なぜあたしの意見聞くの?!
あたしはあたふたしながらも、適当に曲名を答えた。
「任せろ♪」
智輝くんは本当にあたしの言った曲を入れた。
「え?ほ…本当にいいの?」
「うん?バラードは得意だよ」
智輝くんはニコッと笑う。
い…いや…そういうことではなく…
そして智輝くんは見事にあたしのリクエストを歌いこなした。
「はい、次は三咲ちゃんの番だよ」
「は…はい」
あたしはマイクを受けとると、歌い出した。
だけど…
聞いているのは智輝くんだけ。
希美ちゃんとタケぴょんはいつの間にかラブラブな感じで
愛華ちゃんと雅人さんも大人の雰囲気で寄り添って二人の世界を作り出していた。
萌菜ちゃんは自分の歌以外では常に携帯をいじっているし
これ…あたし歌う意味あるのかな?なんて思ってしまう。