欲望チェリ-止まらない心
お風呂から戻り部屋に戻ると、あたしはベッドに放置した携帯を手にした。
本当は無視してしまいたいけど…
お風呂に入って少し気分が冷静になれて
そしたらさすがに無視は申し訳ないかなと思い、あたしは一応返事することにした。
嫌な思いはしたけど…
智輝くん自体はきっと悪い人じゃないから…
そんな思いでメールを打つ。
そして数分後
あたしのお断りメールに対して智輝くんは優しく対応してくれた。
《to 三咲ちゃん
了解…!
彼氏いるならダメだよな
無神経でゴメン》
智輝くんからのメールにあたしは少し心が軽くなった。
良かった…
無視せずに向き合って良かった。
智輝くんが良い人で良かった。
そして単純かもしれないけど、
あたしは萌菜ちゃんたちの強引な行為にも許せる気持ちになった。
きっと悪気はなかったはずだから…