欲望チェリ-止まらない心
「ってかあんなの軽いノリじゃ~ん?」


後からきた希美ちゃんがあっけらかんと笑う。


「だけど智輝くんは、結構良い男だったよね~?」


愛華ちゃんも加わる。


「だしょ?さすがタケぴょんじゃね?良い男連れてきたよね」


希美ちゃんもテンションが上がる。


「三咲ぃ!智輝くんとは、あのあとどうだった~?」


萌菜ちゃんがワクワクしながら聞いてきた。



「や…あの」


そんなに楽しそうにされたら、なんだか言いにくいなぁ


だけど嘘つく訳にもいかずあたしは答えた。


「メールはきたんだけど…メル友は断ったんだ」








「……は?」


あたしの言葉に、3人が一斉にあたしを見る。









―――え?






「あっ、でも智輝くんも分かってくれたよ?」


あたしは慌てて補足した。


「つまり…タケピョンのセンスが悪かったって?」


希美ちゃんの目が怖い。


「ちっ違うよ!智輝くんはすごくいい人だったよ?!」


希美ちゃんの彼氏が…


わざわざあたしの為に連れてきてくれた男の子だったなんて…


あたしは彼氏の顔に泥を塗ってしまったらしい。




だけどあたしには…



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