【完】俺様教師に愛されて。
ジンと、頭に熱が灯った。
「美加は本当に真面目だから、お兄ちゃんに迷惑かけちゃイケないからぁとか思ってんだろ?」
「それ、は……っ」
図星で、思わずビックリ。
「俺は、もっと美加に頼ってほしい」
頭を抱えられて、顔を先生の胸に埋める形になる。
「寂しいって……ちゃんと、美加に本当の気持ちを言ってほしい」
「でも……っ」
「素直になれよ」
ポンと、頭を撫でられた。
ポンと、何かが弾ける音がした。
ポロリと、涙が溢れた。
「うっ、ふぇ……っ」