【完】俺様教師に愛されて。



「……へぇ、本当に昔から仲が良いんだな美加と凪原って」

「もちろん!ず〜〜っと一緒にいますから!!」


さも面白くなさそうに面倒くさそうに、「へぇえ」と相づちをうつ先生。


「それに俺と美加はホッペにチューがオハヨウとかサヨウナラの変わりみたいなもんで―――」

「それは3歳の頃の話し!私の話しは良いから、勉強しようよ恭ちゃん!!」

「うーん。美加がそう言うなら……まぁ」


渋々と言った感じに、恭ちゃんがシャーペンを持つ。

でも……


「ああ、そうだ一つだけ良いですか先生?」

「ん、何だよ?」

「何で先生は美加のこと、“美加”って呼んでるんですか?」



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