【完】俺様教師に愛されて。



ああ、こういうトコロが好きなんだ。

さり気ない先生の優しさが、好きなんだ。


「せんせ……っ」

「じゃあ立ち話しもなんだし、中に入るか」


そう言って先生は、ガラリと第一自習室の扉を開けた。


「え、あの……」

「美加どうしたの?入んないの??」

「……その、私」


このまま先生と二人きりでいるなんて、無理だ。

好きって気持ちが、もう……


「帰ります」



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