【完】俺様教師に愛されて。



「先生は……補講だと、言いました。放課後、第一自習室で補講を行うと、言いました」

「うん、言った」

「だから私は来たんです。仕方なく、来てたんです。成績だって悪かったですし。でも……」


「成績だって上がったし、補講なんてする必要がないじゃないですか」と言って……


「私が、ここに来る理由がないんです」


ギュウッと、私を壁に押さえつける先生の手に力が入る。


「……なに言ってんの、美加?」


見ると、真剣な表情をした先生。



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