【完】俺様教師に愛されて。
「美味しかったって……」
「あたりまえだろ?美加が作ったんだから、マズいワケがない」
「でもっ」
「美加が作ってくれたら、苦手な料理だっていくらでも食べられる。だって」
「美加が好きだから」と言い、コテッと首を傾けて私を見上げた。
サラリと、先生の前髪が下に傾いていく。
「……何で」
「え?」
「何で、私なんですか?」
私以外に、可愛い女の子や美人な女の子なんて沢山いる。
それに私は、先生に素っ気なくて冷たい態度ばかりで……。