ヤンキー彼氏×ヤンキー彼女
次も男たち‥。
しかも、いかにも
『チャラいです!!』
みたいな感じ‥。
あたしが一番嫌いなタイプ‥。
「ご指名ありがとうございます。」
「おっ!!来た。美龍ちゃん。」
やっぱ無理‥。
けど仕事‥だよね‥。
「お待たせしてすいません‥。」
「大丈夫だよ〜!!」
それから、また質問攻め‥。
「彼氏いんの?」
「いますね。」
「えー。まじかぁ‥。彼氏より俺にしない?」
「しませんね。」
「俺のがいいかもよ?」
「よくないですね。」
「俺、美龍ちゃん欲しいな‥。」
そう言って一人の男が、あたしの体を触ってきた。
「やめていただけます?」
「何が〜?」
「触るのを!!」
「何のこと〜?」
‥いい加減キレていいかな?
「だから!!あんた‥「ねぇ君。誰の彼女を触ってんのかなぁ?」
声がした方を向くと、怖いくらい笑顔の陽虎がいた‥。
「は?‥誰あんた。」
こいつ‥陽虎の事知らないのか?
‥あっ!!金髪だからか‥。
「お前のその口、今すぐに潰してやろか?」
「は?やれるもんならやっ‥‥!あ、赤沢‥ひ、陽虎?」
「だから何?」
「す、すいませんでした!!!!」
男は陽虎に気づき、足早に去って行った。