ヤンキー彼氏×ヤンキー彼女

その夜、

〜♪〜♪〜

電話が鳴った。

ディスプレイを見ると、『陽虎』だった‥。

「‥もしもし。」

一瞬出るか迷ったけど、出た。

陽虎と話してても、上の空‥。

陽虎に美恋のことを言うか、迷ってた‥。

でも、陽虎には隠したくなかったから、言うことにした‥。

「‥陽虎。」

陽虎は何も言わずに聞いていた。

すると、

『美龍‥。』

「ん?」

『俺は気にするな?』

「へ?」

『俺は、美龍の出した答えなら、反対はしない。』

「陽虎‥。」

『でも‥。』

「‥でも?」

『別れない。』

「‥!?」

『いつまでも待っててやる!!』

「‥‥‥」

『だから‥行け!!』

「‥うん。」

陽虎はそう言ってくれた‥。

嬉しかった‥。

本当は、行きたかった‥。

美恋と悠牙と一緒に住みたかったから‥。

陽虎の気持ちが嬉しくて、涙が溢れた‥。
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