ヤンキー彼氏×ヤンキー彼女

美龍side

〔美龍〕

最近、うざい。

「ねぇねぇ。黒崎さん、俺らと遊ばない?」
「いや、俺と遊ぼうよ?」

いかにも『チャラいです』みたいなのばっか。

あたしが一番嫌いなタイプ。


「あんたらみたいな奴一番嫌い。だから、近寄らないで。」

あたしはそう言って、立ち上がり教室を抜けようとした。

けど‥。

「赤沢くぅん。遊ぼうよぉ。」
「ねぇってばぁ〜。」

赤沢が女に囲まれていて、通れない。

てか、あいつもモテんのね。

まぁ、180くらいあろう身長にあの顔立ちだから、イケメンの部類に入るんだろう。

てか、

「通れないんだけど。」

「はぁ〜?あんた何様ぁ?」

変な女に絡まれた。

めんどくさ。

「邪魔だっつってんの。迷惑になってんのわかんない?」

「偉そうにしてんじゃねぇよ!!」

「ストーップ!!」

赤沢が止めに入った。

「てか、女共が邪魔!!さっさと散れ。」

赤沢がそう言うと女共は散って行った。
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