ヤンキー彼氏×ヤンキー彼女

ある時、俺は普通に帰っていた。

すると、

〜♪〜♪〜

携帯が鳴った。

ディスプレイには『綴』と写し出されていた。

「なに?」

『よぉ赤沢。久しぶりだな。』

「誰だ。」

『忘れたとは言わせねぇよ?』

「誰だよ。」

『あの時は鳩尾に一発どうも。』

「あぁ、あの時の‥。つか、なんで綴の携帯‥」

『お前の友達、預かった。』

「‥は?」

オマエノトモダチアズカッタ?


―‥あの時の記憶が蘇る‥。

もう誰も傷つけたくねぇのに‥。


気づいたら俺は、走ってた。

ごめん。綴‥。
< 21 / 166 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop