ヤンキー彼氏×ヤンキー彼女
俺は無我夢中で走った‥。
そしてやっと着いた倉庫‥。
俺はひたすら願った。
綴に何もないことを‥。
扉を開けると、
「やっとお出ましか。赤沢陽虎。」
「綴はどこだよ。」
「お友達か?いるよ。でも、一人だけじゃねぇぞ?」
は?一人だけじゃない?
「黒崎美龍。」
黒崎‥。
「黒崎は関係ねぇだろ!!」
「ハハハ!!」
「‥何が目的だ‥。」
「目的?復讐ってとこだろ‥。」
「だったら俺だけでいいだろ。」
なんでこうなるんだ‥。
傷つくのは俺だけでいいだろ‥。
もう誰も傷つけたくない。
俺のせいで‥。
―‥あの時も、そうだった。