ヤンキー彼氏×ヤンキー彼女
俺が小学三年の時。

いつもの様に学校から家に帰ってきた。

すると、

“バリーン”

ガラスの割れる音がした。

急いで家に入ると、知らないジジイが部屋を荒らしていた。

「何してんだ。」

小さい頃から喧嘩を教わってきてるから、そんじょそこらの奴らには負けない自信はあった。

「坊主。お前が赤沢の息子か?」

「だったらなんだ。」

「生意気なガキだ。お前にようがある。」

「俺はない。」

「おとなしく聞けや。親父はどこだ?」

「知らない。」

「いいから答えろ。」

「知らない。」

「いいから答えろ!!」

そう言って男は俺を殴った。

でも、親父の居場所を言ったら親父が危ない。

「知らない。」

殴られても殴られても俺は親父の居場所を教えなかった。

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