ヤンキー彼氏×ヤンキー彼女
俺は目を疑った‥。
それと共に恐怖が襲う。
「か、母ちゃん?なぁ、母ちゃん‥。」
何回呼んでも返事はない。
それに、ピクリとも動かない。
『俺のせいだ。俺のせいだ。』
何度も頭の中でリピートされる。
俺の体は動かなくなった。
それから数分後。
「陽虎!!!!」
親父が来た。
「と‥う‥ちゃん‥。ご‥めん‥な‥さい‥。」
俺がそう言うと親父は俺を抱きしめた。
「海夜はお前を命懸けて守ったんだ。海夜は後悔していないはずだ。」
「でも‥、俺が‥」
「違う!!違うぞ、陽虎。」
声を荒げて親父は否定した。
「お前は俺達の宝物だ。それを命懸けで守り抜いた。海夜は俺の‥誇りだ。」
親父は涙を流しながら、訴えた。
「陽虎!!お前も大切な物を守れるようになりなさい。俺みたく後悔してからじゃ遅いんだ‥。」