ヤンキー彼氏×ヤンキー彼女
突然の告白に、びっくりした。

「は?」

「は?じゃねぇし。好きなんだよ!!美龍が!」

「‥‥ごめん。」

「‥わかってたよ!!そんくらい。」

剣人はそう言って、家に帰っていった。


―‥この光景をあの子が見ていたなんて‥。

あたしは知る由もなかった。







次の日、

学校に着くと、なんかいつもと違う雰囲気だった。


「おはよ!!」

いつものように、あたしが挨拶すると、

「‥‥‥」

誰も返してくれない。

「唯おはよ!!」

「‥あっ!!美優おはよ!!」

無視された。

他のみんなは、コソコソと話をしている。

―‥あたしを見ながら。


その時思った。

あぁ、あたし避けられてるんだ。

と‥。

< 34 / 166 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop