ヤンキー彼氏×ヤンキー彼女
次の日も、その次の日も‥。

無視され続けた。


そんなある日、

机に紙が入ってた。



―‥放課後、ある場所へ向かった‥。

紙に書かれていた内容。

『放課後、体育館裏に来い』

あたしは、何されるかわかっていた。


体育館裏に着くと、

「やっと来た。」

そこには、唯とクラスの女子たち。

「何?」

「何!!偉そうに!!」

「だから何?」

「あたしから剣人取っといて、調子乗んな。」

「は?」

「金持ちだからって、調子乗んな。」

「‥‥‥」

呆れて言葉も出なかった。

最近、出回ってる噂。

『金で剣人を唯から奪った』とか、『男が何人もいる』とか‥。

嘘の噂が出回ってる。

その噂を回してんのは唯ってことも知っている。


そして唯は、あたしを殴り、

「最初からあんたを友達とか思ったことないから。」

と、言い捨てて帰っていった。


この時、また裏切られるんなら、友達なんていらない。

そう思った。
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