ヤンキー彼氏×ヤンキー彼女

俺は綴に出会えて、綴が友達で、よかったと思ってる。

あんな奴だけど、ちゃんと優しい心を持ってる。

俺が、組長の息子だって言たら、みんな逃げて行った。

でも、綴だけは逃げなかった。

『組長が何?陽虎は陽虎じゃん。俺は別にそんなん気にしない。』

そう言ってくれた。

たった一人だけだった。

だから、こいつだけは信じようって決めたんだ‥。

俺の唯一の親友。


―‥だから、美龍にも知ってほしい。

友達って、いいもんだって‥。

俺だけでもいいけど、

それじゃ、前に進めねぇから‥。

美龍には、笑ってほしい‥。

そのためには、俺だけじゃダメなんだ‥。


このままじゃ、ダメなんだ‥。
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