ヤンキー彼氏×ヤンキー彼女
春風と友達になってから、時は経ち、わかったことがある。

それは、

「‥田崎って、西内のこと‥好きなの?」

今はお昼。

あたしと陽虎と春風とご飯を食べてる。

急に陽虎が春風に質問した。

「んぐ‥。な、何?急に‥。」

「あたしもそれ思った。」

「やっぱり?」

「べ、別に好きじゃないし‥。」

春風ってわかりやすい。

すぐ噛むし。

「隠すの?」

あたしがそう言うと、

「‥‥好きです。」

白状した。

「やっぱりね‥。」

「でもさ、西内くんってモテるじゃん?あたしみたいな平凡な奴に振り向くわけないし‥。」

「平凡じゃないから。」

「‥はい?」

だって、
栗色のショートカットに、スラッとしたスタイル。

一言で言うと、美人って言葉が似合うだろう‥。

自覚なしの春風。

そうゆうとこが、可愛いんだ。
< 71 / 166 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop