ヤンキー彼氏×ヤンキー彼女

―‥放課後

「美龍!!帰るぞ。」

「はいよ。」

「今日は俺ん家来いな?」

「は?」

「親父が連れて来いうっせぇからよ!!」

「え?陽虎の親父さんに会うの?」

「そうだけど。」

「緊張するんだけど?陽虎パピーでしょ?」

軽くパニクってる美龍が可愛い。


そして着いた俺ん家。

「わぁ。和風!!」

「美龍ん家違ぇの?」

「あたしん家、完璧洋風だね。まず、靴脱がないもん。」

「まじか。‥てか、美龍ん家って何者?」

「あたしん家、化粧品会社の社長と副社長。」

「まじ‥?」

「まじ。」

初めて聞いた、美龍ん家の家系。

金持ちじゃねぇか!!

そんなこと考えながら、家に入ると、

「若。おかえりなさい。」

「お?!陽[ハル]。ただいま。親父いるか?」

今、出てきたのは陽歩[ハルト]。

親父の右腕ってやつ?
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