ヤンキー彼氏×ヤンキー彼女

「あっ!!美龍ん家は何かやってんのか?」

親父が呼び捨てで読んでる。

「あっ、化粧品会社の社長と副社長ですよ。」

「あの化粧品会社の‥。跡取りか?」

「いえ。兄がいますので、兄が継ぐはずです。」


豹牙さんが継ぐのか‥。


―‥そんなこんなで、親父と美龍は、仲良くなっていた。

それから、美龍は帰って行った。

美龍が帰ってから、親父は、

「美龍はいいお嬢だ。」

ばっかり言ってた‥。

気に入ったなら、まぁよかった。



―‥こんな会話をしてるとき、こんなことが起きてるなんて‥俺は知る由もなかった。

あの電話が来るまでは‥。

< 85 / 166 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop