ヤンキー彼氏×ヤンキー彼女
「あっ!!美龍ん家は何かやってんのか?」
親父が呼び捨てで読んでる。
「あっ、化粧品会社の社長と副社長ですよ。」
「あの化粧品会社の‥。跡取りか?」
「いえ。兄がいますので、兄が継ぐはずです。」
豹牙さんが継ぐのか‥。
―‥そんなこんなで、親父と美龍は、仲良くなっていた。
それから、美龍は帰って行った。
美龍が帰ってから、親父は、
「美龍はいいお嬢だ。」
ばっかり言ってた‥。
気に入ったなら、まぁよかった。
―‥こんな会話をしてるとき、こんなことが起きてるなんて‥俺は知る由もなかった。
あの電話が来るまでは‥。