ヤンキー彼氏×ヤンキー彼女

〜♪〜♪〜

電話が鳴った。

ディスプレイを見ると、『美龍』と、表示してあった。

その時、背筋がゾッとした。

なんか、嫌な予感が‥。

「もしもし。」

こんな時に限って、予感は当たる‥。

「よぉ。赤沢。」

「誰だ?」

「忘れたとは言わせねぇ。」

「だから誰だっつってんだよ!!」

俺が怒鳴ると、

「橘だ。」

‥橘。

‥!橘組のか?

「お前の大事なもの。預からしてもらってる。帰してほしけりゃ、●▲■倉庫まで来い。ブチ。」

美龍が‥危ない。

俺が焦ってたのか、

「陽虎、どうした?美龍がどうしたんだ?」

「‥誘拐された。‥橘組の奴に‥。」

「‥!急げ!!ぼーっとする暇があるなら、早く美龍を助けろ!!」

親父の言葉で我に返った。

急がなきゃ!!

「飛羽[トワ]。車出してくれ!!」

「わかりました。」

俺は無我夢中だった。
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