ヤンキー彼氏×ヤンキー彼女

橘組とは、俺らの組の次の次くらいに地位だ。

そして、そこの次期組長の橘鷹我[タチバナオウガ]は、

やることが汚いで有名だ。
だから車の中では、ただただ美龍が無事でいてくれることばかりを祈ってた‥。

‥頼む‥。

‥無事でいてくれよ‥。


それから数分後。

「陽虎さん。着きました。」

「‥あぁ。」

俺は車から降りて、倉庫へと走った。


“ガラッ”

ドアを開けると、紐で縛られている美龍と、橘がいた‥。

「おぉ。やっと来たか。赤沢陽虎。」

「‥美龍返せ。」

「それはどうかな?」

橘がそういうと、ざっと50人くらいの人が出てきた。

「こいつらを倒してから来い。」

橘が言った。

50人くらいだろ?

あいつ、ナメてんのか?


そんなことを思いながら、俺は一人一人を殴っていった。


それから数分後。

「‥早く美龍返せ。」

「なっ‥!‥次は俺と勝負だな。」

「早くかかってこいよ!!」

「‥お前からこい。」

「じゃあ、お言葉に甘えて!!」

「ぐはっ‥。」

一発終わらせた。

トップの次の次の地位なのに、こんなに差があるのか。
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