ヤンキー彼氏×ヤンキー彼女
美龍は頭を打っていた。
まず、豹牙さんに連絡した。
豹牙さんは、すぐに来てくれて、
事情を話すと、怒鳴られた。
けど、ちゃんとわかってくれた。
「あの‥親御さんは?」
「あぁ。今、アメリカなんだわ!!‥てか、俺と美龍は二人暮らし!!」
そうだったのか‥。
「美龍は大丈夫なのか?!?!」
親父が来た。
「まだ、目を覚ましてねぇ‥。」
「そっか‥。そちらは?」
「あぁ。美龍の兄貴さんの豹牙さん。」
「黒崎豹牙です。妹がお世話になっております。」
「こちらこそ‥。この度は、うちの事情に巻き込んで申し訳ない。」
「いえ。お気になさらず‥。妹はそんな弱くないですから。」
その日俺は豹牙さんにひたすら謝った‥。
すると、
「謝るなら美龍に謝れ!!俺は痛くもかゆくもねぇし、痛いのは美龍だろ!!」
そう言われた‥。
「美龍。ごめんな‥。」
―‥その日、美龍が目を開けることはなかった‥。